ソースコードからのビルドとインストール¶
ソースコードの取得¶
HAIROWorldPluginは、JAEAのソフトウェア管理ポリシーの変更に伴い、GitHubでの公開を取止め、申込制となりました。 お手数おかけしますが、以下の利用申込書の提出をお願いします。
利用申込書の作成にあたっては、以下の事項をご留意ください。
Form形式のPDFでグレー枠内に記載しそのまま(印刷せずに)提出してください。
署名(申込書と誓約書それぞれ1か所)はacrobatの自己電子署名(Self-Sign Digital ID)でお願いします。署名欄をクリックすると署名が開始されますのでSelf-Sign Digital IDを選び →Save to file→名前やメールアドレスなど必要情報を入力で作成し署名することができます。Self-Sign Degital IDのやり方が、よくわからない方は手書き署名の画像データを貼り付けて頂いてもOKです。
申込書ファイル名は添付のように組織名と氏名を入れてください。
suzuki.kenta38[a]jaea.go.jp宛に送信ください。※[a]は@に置き換きえてください
利用申込書の受理後、JAEA担当者よりダウンロード案内をメールで発信いたします。 取得したソースコードは、解凍してからChoreonoidのソースディレクトリ直下にあるextディレクトリに入れてください。
依存パッケージのインストール¶
Ubuntuの場合、”hairo-world-plugin/misc/script” 以下にある “install-requisites-ubuntu-x.x.sh” というスクリプトを用いることにより、以上のソフトウェアのほとんどを簡単にインストールすることができます。x.xはUbuntuのバージョンに対応します。例えば Ubuntu 18.04 であれば
misc/script/install-requisites-ubuntu-18.04.sh
を実行すると、sudoのパスワードが求められるので入力してください。すると、パッケージシステム経由で、必要なパッケージが自動でインストールされます。(現在は、インストールされるパッケージはありません。)
また、/etc/sudoersに以下が自動で書き込まれます。
<username> ALL=NOPASSWD: /sbin/modprobe
<username> ALL=NOPASSWD: /sbin/ip
<username> ALL=NOPASSWD: /sbin/tc
<username> ALL=NOPASSWD: /sbin/rmmod
<username>は、使用しているユーザ名です。これは、NetEmプラグイン内で利用しているルート権限を要するコマンド(modprobe, ip等)をパスワードなしで実行するための設定です。これにより、シミュレーション実行時にパスワードの入力が求められ、シミュレーションが停止しないようにしています。
CMake によるビルド設定¶
まず、cmakeコマンドを使ってMakefileを更新します。Choreonoidのビルドディレクトリ上で
cmake ..
を実行すると、必要なライブラリをチェックしMakefileを更新します。(cmakeコマンドのあとのピリオドに注意してください。)
次にHAIROWorldPluginを有効にします。Choreonoidのビルドディレクトリ上でccmakeコマンドを
ccmake ..
と実行し、 BUILD_HAIRO_WORLD_PLUGIN を “ON” にします。
Note
Choreonoidのビルドとインストール¶
CMakeによりMakefileの生成が成功すれば、makeコマンドでChoreonoidをビルドします。Choreonoidのビルドとインストールについては Choreonoidのビルド 以降を参照してください。
簡易インストール¶
スクリプトを使用して、ChoreonoidとHAIROWorldPluginのビルドを一括して行うこともできます。なお、この方法では、Choreonoidのビルドまで行います。Choreonoidのインストールが必要な場合は、別途実行してください。また、スクリプトはUbuntu 20.04 LTS向けのものです。他のOS、ディストリビューション、バージョンでご使用の際は、ご自身の環境に合わせて適宜修正してください。
まず、こちら からスクリプトを任意のディレクトリにダウンロードします。
次に、スクリプトを保存したディレクトリ上で端末を開き、
chmod +x install-choreonoid.sh
./install-choreonoid.sh
を実行します。実行が成功すると、ホームディレクトリに”cnoid_ws”というディレクトリが生成され、このディレクトリ内でChoreonoidがビルドされます。